2006年02月14日

ブラックジャックによろしくと教師@



ブラックジャックによろしくとは、医学部を卒業したての研修医である斉藤が、理想とかけ離れた日本の医療に苦悩しつつも、懸命に生きていく物語。斉藤は研修のため色々な科を回りながら、その場その場で様々なトラブルを巻き起こしていくことになる。

ブラックジャックによろしくを初めて読んだのは学生の頃だった。面白いとは思ったが、主人公の「斉藤先生」はどうも好きになれなかった。

理想に燃え、患者に対してすごく熱くなる斉藤には共感を覚えたが、その姿は世間知らずでわがままに感じられ、自己満足のために周りのことを考えていない人に見えたからだ。

しかし「斉藤先生」はきわめて人間的で魅力的でもあると思う。
俺も本当は彼のように理想のを貫きたい!しかしとても彼のようにはできない!というような苛立ちや嫉妬のようなものから反発を覚えていたのかも知れない。

理想の教育に向って一直線に走って行きたいが、他の先生や親、地域や文部科学省などの思いは必ずしも全て一致しない。何が正しくて、何が間違っているかなんてホントは全くわからないまま進んでいる。とりあえずは国が定めた方針どうりに。
そんな中でも理想を貫こうとしていた「斉藤先生」は自分よりすごい。


俺も「斉藤先生」も実践を通して様々なことを学び成長していく。
「斉藤先生」は様々な矛盾とぶち当たり

「医者って一体、なんなんだ?」

という疑問を待ち続ける。

そして様々な経験をしていく中で13巻では

「・・・行き先はまだ見えない。そう言えば最近考えなくなった “医者って一体、なんなんだ・・・?”」
これは前進か・・・?それとも後退か・・・?

と考えている。


俺もよく考える。
初めて学校現場で働いたとき、
「学校とはなんて固い場所なんだ!いちいち注意ばかりして。もっとのびのびと子どもを育てられないものか?」と窮屈な印象を受けた。

しかし、最近は固い場所とはあまり感じなくなった。子どもたちを注意するのも自然にできる。
「これは前進か・・・?それとも後退か・・・?」


「教師って一体、なんなんだ?」
「子どものために何をすべきなのだろうか?」

この答えはいまだ見えない。もしかしたら一生わからないかもしれない。

日々の忙しさで考えることを忘れがちだが、常に心のどこかに理想を追求することを忘れずに持っていたいと「ブラックジャックによろしく」を読むと思うのである。
posted by ぐーたらせんせー at 20:13| Comment(1) | TrackBack(1) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 感性と知力を子どもたちとともに鍛えていく。それができる仕事現場です。まわりに、味方は、ほとんどいない。子どもと共感できる、そういう幸せがある。授業つくりの探求、様々な子どもたちの有様に対応しながら、子どもが自分つくりのできる自立した市民に成長していく手助けをしていく。しかし、教師によって、ゆがめられている子どもたちの多いことよ。感性のある教師がいない。出世だけ考えている教師に。教育と出世はあいいれないのだから当然。ヒラメとはうまい言葉。しかし、その後を担任して余計な苦労ばかり。いじめ、登校拒否は、まず、1年生で完全にふせげる。というより、子どもを理解しようとしない貧しい教師により、子どもの不幸が、教育の不幸が始まる。教師が自主性を持ち、自立していないからである。普通のひとびと以下の鈍感さ、傲慢さ,やさしさの欠如にびっくりする。子どもたちは、本当に大切にされている?普通の仕事場で、教師の冷たさを感じてきたが、ヒラメが牛耳っている仕事場の、鈍感さ、貧しさにはぞっとしている。
Posted by at 2006年11月03日 06:31
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「ブラックジャックによろしく」作:佐藤秀峰
Excerpt:   妻夫木聡君主演でドラマにもなったブラよろ。買い続けてはいたのですが癌病棟編でリタイヤしていました。どこまで現実なのかはわかりませんが実際物語にリアリティーがあり、それゆえやり切れなくなって読み続け..
Weblog: 背表紙ふぇちの独白
Tracked: 2006-02-15 10:24
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