2006年04月30日

デスノートと学校

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金子修介監督、藤原竜也主演で映画化されることになったデスノート。もともととても人気があったが、更に話題性が上がっている。

死神が所有するデスノート。そこに名前を書かれたものは死んでしまう。
そんなノートが人間界に舞い降りた。それを拾った主人公の八神月(やがみらいと)はノートと天才的な頭脳を生かし、退屈で腐った世の中を変えようと決意する。
デスノートを使う上では、様々なルールや機能、制約がある。
・書く人物の名前が入ってないと効果がない
・名前のあとに人間界単位で40秒以内で死因を書くと、その通りになる。
・死因を書かなければすべて心臓麻痺となる。
などなど。

それらを駆使して八神月は犯罪者を次々と殺し、犯罪者のいない理想の社会を創ることを目指す。
この犯罪者が次々と死んでいくという不可思議な事件を解決するため、数々の難事件を解決してきた世界的な探偵「L」が動き出す。
そしてこの二人を中心に壮絶な戦い繰り広げられていく。


頭脳明晰な八神月とLの策の出しあい、罠のかけあいなどの心理戦は見ていてとてもおもしろくドキドキする。文字を読むのが苦手な俺にとってはちょっと字が多めで、読むのに時間がかかるけどたらーっ(汗)


八神月の考えに賛同する者や、彼を崇拝する者もどんどん現れてきて徐々に理想国家に近づいている感じもするが、これからどんな風にストーリーが展開していって、結末はどうなるのか凄く楽しみだ!原作者の頭の中ではもう結末が決まっているのかなあ?


ここで八神月の理想国家の間違っているポイントを挙げてみようと思う。(ナンセンスですかね)
まあ人殺しは間違っているけど、とりあえず国家や社会の体制として考えると、

1、犯罪を犯した人に罪を償い、更正する機会が与えられないこと。
2、死への恐怖によって犯罪が減っていくこと。

だと思います。
とは言っても、今の社会にも死刑や終身刑はある。犯罪の被害者やその家族のことを考えても、簡単には失くせとは言えないし、なかなか難しい問題だ。自分も身近な人が殺されたりしたら、どんな心理になるかわからないし。
また、犯罪や違反が増えれば罰を重くして規制していくことも行われている。これも仕方のないことかもしれない。

このように社会のことを考えていくとちょっと難しく、俺には語る力がないので、社会の縮図や小さな社会といわれる学校について考えてみた。

学校は基本的に社会とリンクしているし、子どもたちと社会をつなぐ役目も果たしていると思う。あまり社会の流れにとらわれすぎるのもいけないと思うけど、社会とかけ離れすぎた教育は行えない。
しかし、社会がどんな社会になろうとも、たとえ八神月の理想とするようなものになったとしても、上で挙げた2つは学校(特に義務教育)の中では許されてはいけないと思う。
なぜなら学校は教育機関だからだ。


1に関して。
たとえ子どもがどんなに悪いことをしても、教師は叱ることはできても、罪を裁くことはできない。
被害者の保護者の方から文句を言われようが、社会的に許されないことだろうが、反省する機会や、自分なりに罪を償う機会がしっかりと与えられなければならないし、最終的には学校内ではその子の罪は許されなければならないと思う。
最近では小中学生の大きな犯罪が増えていて、事が大きくなればなるほど難しい問題だとは思うが、学校とはそういうところで、教師とはそういう職業なんじゃないかと思う。

また何か問題が起きたときの対応も、犯人を捜して捕まえ、ルールに違反したから罰を与えるという警察の真似事をしている人を見ると、職業を間違えたんじゃないかなと思う。
時にはそういうことも必要かもしれないが、やはり基本的には問題を起こした子、そしてその周りの子たちがその出来事を機に、成長していけるように対応していかなければならないと思う。
なんて簡単に書いているが、凄く難しいことですけど。。


2に関して。
学校内でもたまに恐怖による統率が行われているのを見る。怒られるのが恐いからしっかりしよう、そんな意識は子どもたちの無邪気さや豊かさを奪うし、その恐怖がなくなったときには爆発する。

先日、あるクラスの先生が出張だったため、少しそのクラスに見に行くことになった。
いつもはピシッとして静かにしている子どもたちが、その日はここぞとばかりに暴れてうるさくて手を焼いた。思わず、
「みんなは○○先生がいないとしっかりできないのかな〜?」
と呼びかけたら、
「うん、だって○○先生恐いんだもん!」
と返ってきてビックリした。そんなストレートに言ってくるのかと思ってまたつい、
「○○先生が恐いから、しっかりしようって思うの?」
と聞いたら、
「そうだよ〜!!」
と言う答えが返ってきた。

言葉に詰まってしまった。その後、自分でもわけのわからない理屈による討論の末、何とか子どもに納得してもらい(まあホントはしてないんだろうけど)何とか話を聞いてくれる状態にはなった。
このようにしっかりと自覚している子たちはまだいいのかもしれない。


また、教師の中には他の子への見せしめのために一人の子を叱ったり、罰を与えたりする人もいる。そうすれば他の子が静かになったりするからと言う理由で。
そんなことはしていないという人でも、子どもたちへの一喝がそのような効果を生むことは多い。

まあ多少は仕様がないのかも知れないが、いずれにしても恐怖や強い規制による支配はいずれ崩壊するか、その子たちを縮こまらせてしまう。
子どもたちの伸び伸びとした部分を摘んでしまう雰囲気は、教育にとってマイナス以外の何者でもない


まあホント難しい問題でしたが、学校に関してはこんな感じかなと思いまして、だらだら書き上げたところで、今からまたデスノートを読み返そうと思います晴れ
posted by ぐーたらせんせー at 16:42| Comment(4) | TrackBack(4) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
キュリオは決意♪
八神に月へ主演したよ♪
八神まで決意しなかった?
Posted by BlogPetのキュリオ at 2006年05月02日 15:07
大きい八神月とか上がっている
キュリオは、八神で藤原竜也と、主人公とか舞い降りた
八神で退屈を所有しなかったの?


Posted by BlogPetのキュリオ at 2006年05月09日 15:04
コメント&TBありがとうございました!
最近、「教育は罰する(ムチ)より伸ばす(アメ)、罰するのはしつけか…」とか最近もんもんと悩んでいたので、せんせーさんの記事はとても興味深いです。
Posted by tonami at 2006年05月11日 19:27
こちらこそ、ありがとうございます〜

しつけってホント難しいですよね!
罰するのも時には必要なのかもしれませんが、やり方が難しくて、一歩間違えれば逆効果になってしまいますしね〜

またデスノートを読みながら考えます☆
またきて下さい〜
Posted by ぐーたらせんせー at 2006年05月12日 19:34
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